2014年10月15日

お客様をもてなす事

初秋の1日
10月10日は、私の師宅での自宅の茶事でした。
お客様は、福岡・静岡・群馬からお越しのお茶友と流派の家元の4名。

初座の床は、道光法親王の書「古今和歌集 ムサシノクニ」
  名にし負はばいざ言とはむ宮こどり
      わが思ふ人は有りやなしやと
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脇には隅田川焼きの都鳥の香合。
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満月を思わせる「百歳釜」と伊羅保の長水指。
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お席入りしたお客様にお出ししたお料理は弟子達の心づくし。
鳥の松風焼き・サワラの西京漬け・石川芋の田楽・蔓紫・卵黄の味噌漬け・甘酢茗荷・蜆の佃煮
小鉢には、胡瓜・阿房宮・鱈場蟹の酢の物。
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亭主も相伴、灘の酒「福寿」で一献。

江戸っ子の亭主、話題も豊富、お話もうまい。お客様とのお話も弾み、お酒も進んでいる様子。
ご飯は、鉄鍋を持ちだし、秋鮭と五種の茸の雑炊。二人の若い弟子によるお給仕も好評。
食後のお菓子は浅草千茶の「尾花」

後座の花は、鷹の羽薄・藤袴・女郎花・葉鶏頭・桜蓼。百花園の庭の花たち。
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来年卒寿の師が本日の亭主、お客様にお濃茶を振る舞います。
使う茶碗は、百花園五代佐原菊宇が都鳥を描いた百花園焼き。ちなみに五代は師の祖父。
続いて栗の渋皮煮とともにお薄。

最後まで賑やかな声に包まれていた向島白鬚神社離れ、八畳の茶室。

主・客・陰が揃っての一座建立。
水屋を手伝っていた私はこういう実践こそが何より身につく稽古の良い機会だとしみじみ思いました。
忙しく準備万端整えた上での悠々の時、貴重な1日を過ごしました。



posted by 山法師 at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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